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オーシャン(, L12)は、イギリス海軍のヘリコプター揚陸艦(揚陸ヘリ空母:Amphibious Helicopter Carrier)。イギリス海軍の艦船としては、「オーシャン」の名をもつ6隻目の艦である。同型艦はない。 == 来歴 == フォークランド紛争後、イギリス海軍は、ノルウェーなどNATOの北部正面でのコミットメント等を勘案し、イギリス海兵隊1個コマンドー旅団を揚陸しうる能力の保持を決定し、所要戦力として、ヘリコプター揚陸艦(LPH)2隻、ドック型揚陸艦(LPD)2隻、支援揚陸艦(LSL)6隻が策定された。しかし1980年代末の策定時点で、既にLPH 2隻およびLSL 1隻が不足しており、またLPD(フィアレス級)およびLSL(ラウンドテーブル型)についても老朽化が懸念されていた。このことから、LPHに相当するものとして計画されたのが本艦である。なお、LPDを更新するものがアルビオン級揚陸艦、LSLを更新するものがベイ型補助揚陸艦であった〔〕。 イギリス海軍では、1973年に一度は「ハーミーズ」をコマンドー母艦に改装して再就役させたものの、同艦は1985年には除籍されてインドに売却されており(現在の「ヴィラート」)、以後はインヴィンシブル級軽空母のうち1隻を両用戦支援任務に割かざるをえなくなったことから、専任のLPHの取得は悲願であった。1990年、まず排水量20,000トン、船価1億5000万ポンドで各社に対して打診がなされたが、あまりの低予算から各社が尻込みし、商議は難航した。しかしその間、ユーゴスラビアでの活動において、民間のRO-ROコンテナ船を改装した航空支援艦「アーガス」が良好な運用実績を残したことからLPHの必要性が再認識され、6500万ポンドもの予算が増額されたことから、1993年5月、VSBL社が受注することとなった〔。 主建造業者はヴィッカーズ造船所であるが、実際の作業はグラスゴーのゴーヴァン造船所で行われた。進水は1995年10月11日に行われたが、船台を滑り下りる際に木製の支持部が破損し、船体前部が船台のコンクリートに衝突、曳船とも衝突して3区画に破口が生じた。母港となるダヴェンポートへの航海に先立つ1998年2月21日にエリザベス2世により命名された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーシャン (ヘリコプター揚陸艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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